あらすじ

新宿には、地図から消えた場所がある。 埋め立てられた川。 失われた古道。 封鎖された地下通路。 高校二年の日暮里仁十には、それらの"消えた場所"が視えてしまう。 ある雨の日、旧校舎で存在しないはずの教室を目撃したことをきっかけに、仁十は新宿の地下に眠る歴史と怪異へ巻き込まれていく。 転校したばかりの学校で出会ったクラスメートたちは、同じものを見ても、それぞれ違う顔をする。 気のせいだと笑う者。悪ふざけだと切り捨てる者。 そして、何かを知っていながら答えを伏せる教師。 一人だけ違うものが視えてしまう仁十は、その隔たりごと、新宿の底へ近づいていく。 そして仁十の周囲では、ひとりの少女をめぐる記憶まで、少しずつ現実と噛み合わなくなっていく。 消えた歴史はどこへ行くのか。 都市は、何を消して成立しているのか。 新宿の地形・歴史・伝承をもとに描く、都市伝奇ホラー。

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エブリスタ2026/09/27
  • 現在の作品消えた場所が視える僕は、新宿の境界に迷い込む