あらすじ
(こ、これは葛根湯!)
薄れゆく意識の中で、流し込まれた薬湯の味を思い出し、そして前世の記憶を思い出した――
シルヴィは王太子クロードの婚約者であったが、父が国王暗殺未遂の罪で処刑され、自身も修道院送りになる。
修道院で倒れたシルヴィは、最後に口にした薬湯が葛根湯であることに気づいたことがきっかけで前世の記憶を思い出し、気が付くと13歳に時が巻き戻っていた。
この世界が前世で愛読していたマンガ「アニエスと光のル・レーヴ」の世界だと気づいたものの、シルヴィは原作では王太子クロードと主人公アニエスの恋を演出する当て馬役であった。
そして原作を思い出したシルヴィは、父の凶行は自分がクロードの婚約者でなければ起こらなかったことに気づく。
(そもそも、女をとっかえひっかえするような女たらしとの婚約なんてまっぴらごめんよ!)
そこでシルヴィはクロードと結婚せず、かつ父が謀反を起こさせないために、そして自分が修道院送りにならないため原作改変を決意する。
前世で培った「漢方」の力で領地改革しているシルヴィの前に、推しキャラである侯爵令息ディアトが現われる。
原作で当て馬キャラのディアトを推すシルヴィは、マンガのヒロインであるアニエスとディアトを恋人にしようと画策するのだが……
漢方無双の当て馬令嬢が領地改革と恋に奔走するドタバタラブコメディ!