あらすじ
癒やしの力を持つが名も与えられず、化け物と罵られていた少女がいた。
呪われた瞳を隠すため、目隠しを強要されながらも、山小屋で懸命にひとりぼっちの生活を送っていた少女は、ある時前世を思い出した。
この世界が和風ファンタジー溺愛小説の中であり、自分はヒロインが癒やしの力を継承する際、殺される実姉だと。
しかも、大好きだったメインヒーロー、鬼とサトリの半妖・宵が呪いの治癒目的で里にやってくることも。
このままでは殺される。
ならば生き残るために――前世の最推しを攻略しようと決意する。
里を抜け出した少女は、宵へ向かって叫ぶと同時に土下座した。
「宵さまー!!!!薬として役立つ私を飼ってくださーい!!」
宵は少女を受け入れ、「螢」と名付け屋敷に連れ帰り、帝都でのもふもふ双子従者を交えた賑やかな暮らしが始まった――
「宵様すてきです。かっこいいです」
「お前はいつもそう思っているだろ」
「たしかにです!!」
螢は心を読まれても全く動じない。
「勘違いするな。俺は誰も愛さない」
むしろ、真っ直ぐすぎる螢の愛情表現に、冷酷だったはずの宵が無自覚な溺愛を返し始め⸺
「まったく……本当に、愛らしいな」
「誰かに見惚れたのは螢が初めてだ」
そして明らかになる螢の呪いの正体と罪。
契約結婚×呪いと癒やしの力を持つ転生者×心をすべて読む妖サトリ
最推しを救うため契約結婚したはずが、 気付けば最強の半妖から溺愛されていました――。
契約婚から始まるあやかし和風シンデレラファンタジー。