あらすじ
以前から密かに、私は妻帯者の男性に焦がれていました。普段からよく目を合わせていたその男性が、職場を離れることになって突然私に声をかけてきました。想いを募らせてはいけないと思いながらも食事を共にした私は、別れ際に忘れられない人だと告げられました。それ以来男性のことが忘れられなくなった私は、独り身のまま歳を重ねていったのです。
それから20年もの歳月が流れ去ったある日、私に突然声をかけてくる別の一人の男性が現れました。彼は同世代の男性、私と同じく独り身でした。誘われて彼の部屋を訪ねると、机の上にはかつての彼女の写真がありました。遠い昔に彼女と別れたはずなのに、彼は彼女のことを忘れられずに引きずっていました。そんな彼に、私は寂しさを重ねていたのです。