あらすじ
「婚約破棄なんて、こちらから願い下げです。」
王太子から突然の断罪を受け、北の辺境へ追放された公爵令嬢セレスティーナ。その瞬間、彼女は前世の記憶を取り戻す。管理栄養士だった彼女が目にしたのは、食糧難と冬の病に苦しむ砦の人々だった。
「食べるものさえあれば、人はどうにかなるものよ」
発酵キャベツと岩薔薇のお茶、そして知識を武器に、彼女は砦の暮らしを変えていく。そんな彼女を静かに見守るのは、感情を見せない「氷の辺境伯」ヴィルヘルム。不器用な優しさに、少しずつ心が動き出して……。
一方、彼女を陥れた王都では、偽りが綻び始めていた。追放令嬢の逆転劇、そして辺境で見つけた本当の居場所とは。
ざまあも溺愛も、ハッピーエンドもたっぷり詰め込んだ、異世界恋愛長編。