あらすじ

「私を殺してほしい」 相談屋をしている私のもとへ、ある日、そんな依頼が舞い込んだ。 もちろん断った。 私は人を殺すために相談を聞いているわけではない。 ……ただ、その客がこの国の国王だと知ったのは、その少し後のことだった。 しかも翌日。 国王アルベルトは死んだ。 病死だった。 そう発表された。 ところが数日後、私の店に一通の手紙が届く。 差出人は、死んだはずの国王。 『私は、本当に病気で死んだと思うか?』 そこから私は、死んだ王の相談相手になった。 父を失った王太子。 国王本人が知らない「国王の命令」。 隣国との間で起こり始める、不穏な事件。 そして、王が死ぬ前に残した、いくつもの相談。 一つずつ話を聞いていくうちに、私は気づいていく。 国王は、自分が死ぬことだけを恐れていたわけではない。 自分が死んだあと、この国で何が起こるのかを恐れていたのだ。 私はただの相談屋だ。 剣も振れない。 魔法も使えない。 だから、できることは一つしかない。 死んだ王が最後まで誰にも言えなかった相談を、もう一度、最初から聞き直すこと。 そして私は一度、その答えを間違える。 これは、国王に「殺してほしい」と頼まれた相談屋が、死んだ王の最後の相談を追いかける物語。

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小説を読もう2026/09/29
  • 現在の作品王様の相談相手をしていたら、国王本人から「私を殺してほしい」と頼まれました