あらすじ
山中で発見された、一人の男の遺体。
周辺では熊の目撃が相次いでおり、遺体にも激しい損傷が残されていた。
熊による死亡事故――。
現場を見た県警捜査一課の刑事・真壁修司も、当初はその可能性を否定しなかった。
だが、何かが引っ掛かる。
そして司法解剖の結果、真壁の違和感は形を持ち始める。
「熊だけじゃないらしい」
事故なのか、事件なのか。
なぜ男は山の中で死んでいたのか。
コーヒーの焙煎にはやたらとうるさい、少々窓際の刑事・真壁修司。
一杯のコーヒーを片手に、熊に隠された人間の痕跡を追う。