あらすじ

「結界なんて、誰にでもできるんだよ」 不良債権扱いで、迷宮最強ギルドをクビになった護符職人のレン。 家は追い出され、嫁のノラは月を浴びないと魔物になる呪い持ち。金もない。 そこで二人は決めた。迷宮の底で暮らそう。家賃タダ、月光浴び放題だ。 護符を置くだけの簡単な仕事のはずが、 「〈月溜まり〉の主だよ!? たった四枚で!? 詠唱もなしで!?」 と、里の受付娘は腰を抜かし、 「よかったねレン、褒められてるよ」「驚かれてるだけだ」 と、嫁は笑う。 一方、レンを切ったギルドでは、壁にヒビが入り、天井が雨漏りし、 後任の主席魔道具師が、遺された手記を半分も読めずに固まっていた。 線が消えたことに気づくのは、いつも、“外”が雪崩れ込んできてからだ。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/28
  • 現在の作品『結界なんて誰にでもできる』とクビになった護符職人、抜けた途端に誰も俺の護符を再現できないと気づいたらしい