あらすじ

俺――鈴木琥太郎は、毎週火曜日の昼休みになると、同じ図書委員の佐瀬杏奈が書いた短編小説を読まされる。 小説家志望の佐瀬が書く物語は、なぜかいつも俺たちの日常によく似ている。 性別も名前も設定も変えてある。けれど、会話も行動も出来事も、どう考えてもモデルは俺と佐瀬だ。 もちろん、俺はとっくに気づいている。 でも「これ、俺たちのことだろ」なんて言えるわけがない。 もし違ったら恥ずかしいし、もし本当にそうだったとしても――今の関係が変わってしまいそうだから。 そんなある日、佐瀬の小説に俺の知らない場面が現れる。 俺が休んだ日の図書館。 そこで俺をモデルにしたらしいヒロインを待つ彼は、こう思っていた。 ――彼女がいないと、静かだ。 これはただの創作なのか。 それとも、佐瀬が俺に言わない何かなのか。 気づいている俺と、気づかれているかを楽しむ佐瀬。 小説越しに探り合う、少しむず痒い青春ラブコメ。

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カクヨム
カクヨム2026/09/28
  • 現在の作品君の小説のヒロイン、たぶん俺です