あらすじ
大学四年、22歳の安達結歌(あだち・ゆう)。
就職先も決まり、あとは卒業を待つだけだった。
そんなある夜、スマホの容量が突然いっぱいになる。
原因は、存在するはずのない「2039年10月17日」のバックアップ。
所有者は35歳の安達結歌――13年後の自分だった。
写真、予定、位置情報、メモ。
未来の痕跡をたどるうち、結歌はあることに気づく。
今の選択を変えると、バックアップの未来も書き換わる。
なら、悪い未来を避けて、より良い未来を選べばいい。
そう思っていた。
未来から、大切な人が消え始めるまでは。