あらすじ
ブルグントのシューレンブルク公ヨハン・フォン・シューレンブルクは愛する妻を二年に満たぬ結婚生活で喪った。
妻の命と引き換えに得た長男ゲオルクを育てつつ、皇帝マクシミリアンに侍従として仕えていたヨハンだが、寡夫になって二年ほど経ったある日、皇帝に再婚を命じられる。
それは、独身であった皇帝の愛人、グラティアとの白い結婚だった。
仕えてきた皇帝に侮られたヨハンは、職を辞することにするも、屋敷で対面したグラティアが申し訳なさそうにしていることが心に残る。
やがて、グラティアが皇帝の子、ニコラウスを生み、ヨハンはグラティアが幸せに過ごしているものとばかり思ったが、皇帝が皇后ヘレーネに心を奪われ、グラティアの立場は弱まっていることに気付くと、グラティアを領地へ誘う。
だが、グラティアには皇帝への愛を理由に拒絶され、それと同時にグラティアを母のように慕う皇女ユーリアと知り合う。
皇女ユーリアはヨハンのグラティアへの想いを羨望の眼差しで見ていたが、兄である皇太子エーミールの死から始まる不幸により、宮廷を出奔し、グラティアとその子であるニコラウスと対立していく。
幼く可愛らしかった皇女ユーリアは次第に冷酷さを身に着けていき、やがて権力を手にし、自身の敵を一掃していく。
ヨハンはそれをただ見ているしかなかった。そんなただ見ているだけの男をユーリアは自身の侍従として乞う。
ヨハンの愛した者を奪ったユーリア。ヨハンはユーリアを許せるのか。
乞われたヨハンの決断は……。
「皇女殿下の御心は」の登場人物シューレンブルク公の話です。
本編を読まなくても読めるようには書いてます。
本編「皇女殿下の御心は」
https://kakuyomu.jp/works/822139840475064839
番外編「夕立の物語」
https://kakuyomu.jp/works/2912051603436020906
イケオジコンテストに出そうかと構想してましたが、ファンタジーではないので諦めました。
イケオジが年下の美女に情緒をぐっちゃぐちゃにされる話……です。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。