あらすじ
天界のブラック猫カフェ『ニャン猫軒』。そこは行き場のない猫を保護する「天界キャットシェルター第一号店」であり、客がモフモフの奴隷になるブラックな聖地。
ある日、カフェに引き取られる予定だった一匹の保護猫が、天界と地獄を繋ぐ穴を覗き込んで呟いた。
「なんか下に冷たくて気持ちよさそうな滑り台があるニャ~」――そして、よりによって自分から滑り落ち、最下層【極寒の氷地獄コキュートス】へと直行してしまったのだ!
「待ちなさい、そこは絶対零度の檻よ!」
囚われた新入り猫を救うため、店主の「私」は、カフェに居座るニート同載の「失格文豪」たち――シュウとリュウに、現世のWEB小説サイト『電脳黄泉(ヨミログ)』での限界突破の同時更新を命じる。
天才への劣等感を爆発させ、固有スキル【電脳道化の遺書《デジタル・スーサイド》】で「猫に全肯定されるスローライフ」を書くシュウ!
タイトルが長すぎて自分でも略す『現世で鼻を嗤われたので地獄の糸をぶった切って無双します〜羅生門で拾った美女が実は最強の呪術師だった件〜』を、エンターキー「ターーッン!」の爆音で書き、圧倒的論理の「追放ざまぁ」を投下する和服姿のコーヒー党リュウ!
体重八キロの巨漢猫「チビ」と茶トラの「ニア」が見守る中、文豪たちの執筆が生み出す熱狂エネルギー(アクセスタイト)が、通信回線『ヴォクセント』を通じて地獄へ直通!
フロントのジッパーを無骨に開け放した漆黒のライダースをはためかせ、クールでタフな地獄のハンター・ゲインの変形ギター『デビル・インストゥルメント』に限界突破のブーストをかける!
天界から轟くレジェンドたちの極悪のヘヴィ・グルーヴで、罠として牙を剥く地獄の包囲網を文字通り粉砕し、文豪たちの執筆魔法と爆音リフのコンボで、地獄の防衛システムを完全論破の爆音無双しろ!
猫あるあるな一言から始まる、前代未聞のヘヴィメタル・ヘル・サバイバル、ここに開幕!