あらすじ
希望が、
数値として表示されるようになった街。
人々は背中に
希望を背負い、
上がったり、下がったり、
預けたり、止めたりしながら
日常を生きている。
本作は、
「希望の見える化」が進んだ社会で、
それでも歩き続ける人々の
ささやかな瞬間を切り取った
連作短編集です。
解決はありません。
答えも提示されません。
それでも、
数字が消えても、
選ばなくても、
希望が止まっても、
人は歩いてしまう。
この物語は、
そんな“説明できない感触”だけを
静かに残していきます。
都会メルヘンとして、
あなた自身の背中を
少しだけ意識するための
20の小さな物語です。