あらすじ
何度も転生を繰り返してきた男・洋一。
剣と魔法の世界では戦士として、別の世界では知識人として、さまざまな人生を経験してきた。
そんな洋一が、次に転生したのは――現代日本。
ところが、目を覚ました洋一の頭の中には、もう一人の転生者がいた。
その男の名前は、古川。
いきり屋で自信過剰な洋一と、冷静で毒舌な古川。
性格も考え方も正反対の二人は、なぜか一つの身体を共有することになってしまう。
そして二人の身体に宿っていたのは、これまでの転生で身につけた特殊な能力と、膨大な知識や経験だった。
「俺なら余裕だろ」
「お前に任せるとろくなことにならない」
一つの身体で言い争いながらも、二人は現代社会を生きていく。
異世界では役に立った能力が、現代日本では思わぬ形で役立つ。
そして、二人が暮らす現代社会には、異世界とは別の意味で厄介な人間たちが待ち受けていた。
これは、何度も転生を繰り返した二人の男が――
**古川洋一という一人の人間になってしまった物語。**