あらすじ
人を殺した剣士アスターは、今日も魔獣を狩っている。
胸に刻まれた《罪印》に縛られ、管理官の命令に従って冒険者の仕事に就く犯罪者――罪険者。
自由と、かつての仲間を失ったアスター。
彼を率いるのは、仕事は一流、会話は下手な管理官オルデンだった。
討伐、解体、報酬から差し引かれる弁済金。
そんな日々の中、若い冒険者たちがギルドへ駆け込んでくる。
「誰か! 誰か助けてくれないか!」
森に残された仲間を救ってほしい。
その声が、アスターの忘れられない過去を呼び起こす。
誰かを救ったとしても、犯した罪は消えない。
それでも、明日を生きていく。
罪を負う者と、その命を預かる者。
各譚で主人公を替えながら、彼らの仕事、葛藤、そして関係の変化を描く連作ダークファンタジー。