あらすじ

「お前など誰にも必要とされない」 九年目の結婚記念日。 伯爵夫人ブリジットを待っていたのは、若い女性を連れた夫からの離縁宣告だった。 夫の食事を温め、自分の皿は冷めたまま。 義母の薬も、招待客への気遣いも、夫が傷つけた友人への詫び状も。 当たり前に重ねてきた九年間は、「誰にでもできる」の一言で切り捨てられた。 鞄ひとつで屋敷を去り、伯母の家へ身を寄せた彼女。 そこで再会した王弟ガエタンは、思いがけないことを尋ねる。 「今夜、あなたは何を望む?」 好きな食べ物も、見たい芝居も、誰かの都合ばかり優先してきた。 そんなブリジットを、殿下は不器用なほど一途に口説き始める。 「必要だから欲しいのではない。君だから、私の隣にいてほしい」 一方、妻を捨てて自由になったはずの元夫は、友人にも、家族にも、新しい恋人にも見放されていく。 やがて訪れた、王家の舞踏会。 殿下が彼女に差し出した手を取ろうとした、その時――。 尽くすばかりだった女性が、自分の幸せを選ぶ。 元夫の後悔と、甘く不器用な大人の恋を描く、逆転ラブストーリー。

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カクヨム
カクヨム2026/09/07
  • 現在の作品「お前など誰にも必要とされない」と離縁した元旦那様が、王弟殿下の求婚を聞いた途端、舞踏会でわたくしに土下座しました