あらすじ
北海の果てにある永久凍土の鉱山都市「ヴェルンド」。どんよりとした鉛色の空の下で起きた、不可解な「異世界の銃痕」を持つ呪いの殺人事件。
事件解決のため王都から派遣されたのは、傲慢で非科学を一切認めない首席錬金術師・クロード。そして、独自の呪術鑑定で街の治安を守る監査官・エリア。
顔を合わせた瞬間から激しい口論を繰り広げる「水と油」の最悪なバディだったが、事件の裏に潜む北欧神話の「神殺しの遺物」や、組織の黒幕の影に迫るうち、二人の論理と勘は奇跡的なシンクロを見せていく。
新婚夫婦のふりをして潜入した禁忌の闇市、ブリザードの雪山で身を寄せ合った廃教会、そして命懸けの籠城戦――極限の極寒サバイバルとハイレベルな頭脳バトルを潜り抜けるうちに、お互いへの想いは静かに、しかし確実に燃え上がっていく。
「足手まといだ」と冷たく突き放した彼の真意とは? 組織の裏切り、絶望的な呪詛、そして明かされる世界の真実。
数々の死線を越えた果てに待ち受ける、予想外の「大号泣告白」と、凍てつく朝に交わされる初めてのキス――。
事件の真相と、不器用すぎるふたりの恋の結末の行方は――?
北欧の空の下、甘い余韻と胸キュンが止まらない、極寒×本格ミステリー・ラブコメディの幕が上がる!