あらすじ
一五五三年、モンモランシー。フランス大元帥の二人の息子、フランソワと
アンリの兄弟は、同じ娘を愛した。そして弟は、兄から妻と娘を奪うために、
十七年におよぶ憎しみを選んだ。
十六年後のパリ。宗教戦争の休戦は名ばかりで、旧教徒と新教徒はたがいの
血を待っている。摂政太后カトリーヌ・ド・メディシスは、和平と婚礼の名の
もとに何かを準備している。
そこへ、一文なしの老兵オノレ・ド・パルダイヤンと、その息子ジャンが
現れる。父は雇い主に忠実であることを唯一の掟とし、息子は、自分に関わり
のないことに首を突っ込まずにいられない。
やがて父は弟に、息子は兄に雇われる。
剣と、皮肉と、涙。ミシェル・ゼヴァコが一九〇七年に書いた大衆歴史小説
『パルダイヤン』全十巻の、その第一巻。フランス語の原文からの翻訳です。