あらすじ
聖属性魔法の名門・アルセイン公爵家の長女エリシアは、優れた聖魔法と豊富な魔力を持ち、王太子レオンハルトの婚約者として努力を重ねてきた。
しかし、妹のミレイユの十五歳を祝う夜会で、その人生は一変する。
妹に「百年に一人」とされるSS級の聖属性適性が現れたことを理由に、エリシアは王太子から婚約を破棄されてしまう。両親もすぐさま妹を選び、元婚約者であるエリシアは邪魔者として、辺境の修道院へ追放された。
ところが、追放先の地下で死にかけたダンジョンコア・ノアと契約したことで、エリシアの本当の才能が明らかになる。
一方、王都では「SS級聖女」とされたミレイユを中心に、少しずつ綻びが生じ始める。
これは、すべてを奪われた令嬢が、ダンジョンコアと共に自分の居場所を作り、やがて迷宮の内では神にも等しい存在へ至る物語。
そして、自ら彼女を捨てた者たちが、その選択の本当の意味を思い知っていく物語である。