あらすじ

エルナ・レンヴィルは、王家の氷室を預かる子爵令嬢。冬に切った氷を夏至の宴まで残すのが代々の役目だ。 婚約者のジェラルドは、その氷室の前で婚約破棄を告げた。氷を積むだけの仕事に伯爵夫人は務まらない、宴の氷はドラン侯爵家の使用人三十人が運ぶ、と。 ではどうぞ、とエルナは鍵を返した。氷室の役目は家ではなく、彼女個人が王家から受けたものだったから。 北の湖へ移り、自分の氷室を建てる。氷を夏まで残す鍵は、外側に「溶けるための氷」を二割余分に積むこと。彼らが真っ先に片づけたものだ。 ざまぁとハッピーエンドです。

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小説を読もう2026/09/07
  • 現在の作品氷室の鍵は、お返しいたします。――今年の夏は暑いそうですよ