あらすじ
父親が突然愛人と赤ん坊を連れてきたことで、家庭崩壊した伯爵家。
愛人と別棟で暮らす父、部屋にひきこもる母、両親から忘れられた6歳のグレイは、心を捨てて冷徹な人間へと成長していく。
7年後。父親と愛人が事故で死んだと聞いても無反応だったグレイだが、その後別棟に隠されていた少女を見つける。
聖女特有の黄金の瞳を持つ少女を見て、すぐに伝説の聖女だと気づくグレイ。
自分の親が、数百年生まれていない聖女を国に隠し利用していたと知ったグレイは……。
母に愛されずとも純粋なまま成長していた聖女マリアと、両親を軽蔑し心を失っていたグレイとの、義兄妹から恋愛関係へと成長していく物語。(血はつながっていません)
*漫画脚本形式です。
*完結している小説『心を捨てた伯爵は、義妹(聖女)を溺愛していることに気づいてない』を、漫画用に構成や展開を変えたものです。
*少年少女編と10年後編があります。
◆登場人物
◯グレイ・ヴァリアー
13歳。ヴァリアー伯爵家の長男。1人息子。
昔は元気で素直な子どもだったが、6歳の頃に家庭崩壊し笑顔が消えた。
◯マリア
7歳。小さくて幼いため、見た目は4歳くらいの幼女。
治癒と浄化の力を持つ聖女。
純粋で素直な性格。
人と話すなと命令されているので、グレイの問いかけにも最初は答えない。
◯イザベラ・ヴァリアー
グレイの母。
昔は穏やかで優しかったが、夫が愛人と赤ん坊を連れてきたことで精神を病み部屋にこもるようになった。
夫の死後、マリアの存在を知りその力でお金を稼ぐ。
夫を奪った女の娘だからと、マリアを悪魔呼ばわりして虐げている。
◯ジュード・ヴァリアー
グレイの父。
偶然赤ん坊の聖女を発見し、その母も一緒に家に連れて帰ってくる。
愛人だと誤解されているがそういう関係ではない。
冷酷な男なのでその後の家族へのフォローもなく、6年後に事故死する。
◯エマ
マリアの母。平民。(マリアの父は生まれる前に妊婦のエマを捨てて逃亡)
娘が聖女だとわかり、それを利用して貧乏暮らしから抜け出そうとする。
ジュードに騙されて伯爵家にやってくる。マリアへの愛情はない。
6年後、ジュードと共に事故死する。
◯レオ
グレイの幼なじみ。
6歳頃から急に性格が変わり冷たくなったグレイに対し、今も変わらず接してくれる心優しい少年。