あらすじ
前世は、名も残らぬ指南役だった。剣も魔法も使えず、ただ基礎を教えるだけの日々。それでも俺が育てた者たちは、なぜか十人全員、英雄になった。誰にも感謝されないまま、孤独に生涯を終えて——気づけば、また一からやり直すことになっていた。
転生先で拾われたのは、底辺ギルドの雑用係の仕事。戦えない自分にはお似合いだと思っていた。だが、何気なく教えた新人の動きが、次々と規格外の成長を見せてしまう。
「先生」——そう呼ばれることに、まだ慣れていない。
底辺ギルドから始まる、地味だけど誰も真似できない育成譜。