あらすじ

「お前のような役立たずは、王家に相応しくない」 伯爵令嬢リリアーナは、婚約者だった王太子アレクシスから、突然婚約破棄を告げられた。 幼い頃から「役立たず」と呼ばれてきた彼女の能力は、物や人の本質を見抜く《価値鑑定》。 けれど、それが何の役に立つのか、誰にも分からなかった。 一方、婚約破棄の直後、アレクシスもまた王太子の地位を失い、王宮から姿を消すことになる。 森で偶然再会した二人は、互いに身分を隠し、市井の町で暮らし始める。 そこで二人は初めて、王子でも令嬢でもない「ただのアレク」と「リリアーナ」として、人々と触れ合い、自分の手で働き、自分が何を大切にしたいのかを知っていく。 やがて二人は王都へ戻り、王太子復権と廃太子事件の真相に向き合うことになる。 「王だから王になる」のではない。 「役に立つから価値がある」のでもない。 肩書きを失った二人が、自分自身の価値を見つけ、もう一度、自分の意志で人生を選び直す物語。 そして最後に二人が選ぶのは――。 「王子」でも「令嬢」でもない、ただのアレクシスとリリアーナとして、ともに生きることだった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/07
  • 現在の作品悪役令嬢の役立たずスキルで、婚約破棄された王子様を拾いました