あらすじ
渋谷のスタバで浮気がバレた。
ビンタされ、フラペチーノをぶっかけられ、それでも懲りずに次の女へ電話していた俺は――気がつけば、見知らぬ世界で「皇帝陛下」と呼ばれていた。
しかもこの国では、妾を何人持とうが浮気にはならないらしい。
女は選び放題。
飯は食い放題。
誰にも怒られない。
なにこれ、天国じゃん。
そう思っていた。
肉と卵ばかりの食事にも、謎の「精気を養う飲み物」にも、俺の様子を逐一記録する側近フリッツにも、たいして疑問を持たずに。
――翌朝までは。
「……今日も?」
「もちろんでございます」
どうやらこの国で、皇帝に求められる一番大事な“公務”は、俺が思っていたものとはだいぶ違うらしい。
神様。俺、やっぱりあんたのこと一生許さねぇわ。