あらすじ

――誰か、俺に勇気をください。 仕事はできる。 体も大きい。 見た目だって、怖いと言われることはある。 だけど俺は、恋愛になると、とことん臆病だった。 そんな俺が密かに憧れているのは、職場の先輩・胡桃さん。 凛としていて、仕事ができて。 俺なんかとは住む世界が違うような人。 そんな彼女を、俺は笑顔にしたい。 ……でも、どうすればいい? 一人では何もできない俺が、友達作りのために始めたSNSアプリ。 そこで何気なく相談した一言から、すべてが始まった。 ⸻ 【相談】憧れの先輩をカフェに誘いたいんだが 『まず誘え』 『悩むな熊』 『お前、予約したの?』 「……まだです」 『じゃあ今すぐ予約しろw』 『熊、これは脈あるぞ』 『いや待て、決めつけるなw』 『とりあえず行け!』 『熊ならできる!』 ⸻ 俺は知らなかった。 画面の向こうにいる、顔も名前も知らない人たちが―― いつの間にか、俺の恋を自分のことのように応援してくれていることを。 失敗すれば一緒に悩み、 うまくいけば一緒に喜び、 俺が怖気づけば、何度でも背中を押してくれる。 そして俺は、少しずつ変わっていく。 胡桃さんと付き合いたいから? ……違う。 ただ、あの人の笑顔が見たいから。 これは、気弱な「天然熊さん」と、 その恋を面白半分……いや、全力で応援するアプリ住人たちが繰り広げる、 ちょっと不器用で、ちょっと笑えて、最後には心が温かくなる恋物語。 『カフェ好き女と天然熊さん』では描かれなかった、 熊田五郎のもうひとつの物語。

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カクヨム
カクヨム2026/09/06
  • 現在の作品天然熊さんは、今日も先輩を笑わせたい。