あらすじ
「ねえ、知ってる? 最近、夜に人を襲う吸血鬼が出るんだって」
現代日本。
夜の街では、血を求めて人を襲う「吸血鬼」の噂が囁かれていた。
しかし、その正体はただの怪物ではない。
彼らは魔術師によって現世へ召喚された、異形の存在だった。
人間よりも遥かに優れた知能と身体能力。
自在に変貌する肉体。
そして、人間を吸血鬼へと変える力。
吸血鬼を召喚した魔術師は、すでに自らも吸血鬼となって姿を消している。
その目的は、人間から「優越」と「劣等」を取り除くこと。
人間が人間である限り、争いはなくならない。
ならば、全員を平等に「究極の生命」へ変えてしまえばいい。
そんな狂気じみた思想に反発する魔術師たちは、それぞれ伝説の存在を召喚し、対抗する。
だが、一つだけ異質な存在がいた。
誰かに召喚されたわけではない。
触媒も、詠唱も存在しない。
ただ一人の少年が発した、
「助けてほしい」
その願いに応えて、伝説そのものが、自ら現世へ降り立った。
高校三年生・高槻立紀と、白き守護獣クルースニク。
これは、吸血鬼と伝説の怪物たちが現代日本で激突する、異能バトル・青春ファンタジー。