あらすじ
1945年五月、ヒトラーの自殺のため、ドイツは降伏、独ソ戦は終結した。
その数日後、日本はアメリカの西海岸の主要都市を占領し、アメリカの無条件降伏により、太平洋戦争は勝利した。
その後の講和の結果、日本はアメリカからアラスカ、ハワイの割譲、多額の賠償金を得て、英仏蘭植民地を事実上日本の支配下に置くことに成功した。
国民は戦争の勝利とその終結に心の底から歓喜した。
けれど、国民の生活は一気に苦しくなった。
ソ連への防衛の為、二百万を優に超える陸軍は継続して維持された。
更に、日本からの独立を叫ぶ東南アジアの植民地、せっかく手に入った植民地を手放すなと声高らかに叫ぶ軍部、政治家の声。
これらに加え、国民は総力戦体制から抜け出せず、生活は更に困窮した。
斜陽が、人々の目に映り始めた。