あらすじ

土曜日の午前十一時。 大学三年生の来栖陽葵は、タルトに使うイチゴジャムを取りに、実家の地下室へ下りた。 棚の裏にあった、知らない扉。 その先には、見渡す限りの苺畑と、男爵を名乗る祖母の弟。 ……おばあちゃん、何やってんの? 夕方にはバイトがある。月曜日には講義もある。 なのに、帰りの扉が開かない。 自由すぎる祖母と、真面目な大叔父。 畑で働く同年代の女の子に、頼れる台所の料理人。 祖母の故郷で出会った人たちとお菓子を作るうちに、陽葵は「また来たい」と思い始める。 特にやりたいこともなかった女子大生が、二つの世界を行き来しながら、自分の小さな楽しみを見つけるお話。 全10話完結。

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カクヨム
カクヨム2026/09/06
  • 現在の作品週末、祖母の実家へ。――ただし異世界