あらすじ
ある日、世界中の記録と人々の記憶から、伝説の悪役令嬢セレスティアの名が消え始めた。
祖母を覚えているのは、娘リディアと孫エミリアだけ。さらにセレスティアたちが築いた学校や制度まで、七日後には消滅すると宣告される。
すべてを仕組んだのは、世界を単純な英雄と悪役の物語へ戻そうとする「記憶王」だった。
その陰謀に協力した大公は、セレスティアたちの功績を自らの一族へ書き換え、公金六百四十万金貨まで使い込んでいた。
「記録を消せても、その人が残した意志までは消せません」
祖母の人生、母が守った権利、そして世界中の人々が選び取った未来を守るため、エミリアは仲間とともに地図から消された王国へ向かう。
残された時間は七日。
三世代の悪役令嬢と、忘れられた王との最後の戦いが始まる。