あらすじ
「まわしてがみって、知ってる?」
恨んでいる相手の名前と、その相手への恨みを書いた紙を赤い封筒に入れて郵便ポストへ投函すると、その人物が消える――そんな都市伝説を親友から聞いた。
最初はただの噂だと思っていた。
しかしある日、怒りに任せて一通の手紙を書き、ポストへ投函する。
翌日、手紙に名前を書いた相手は学校から姿を消していた。
「あの噂は、本当だった」
喜びに浸る主人公。
嫌いな相手が消えたことで、学校は少しだけ平和になった。
だが、それは始まりに過ぎなかった。
一人、また一人と、学校から人が消えていく。
そして消えた者たちには、ある共通点があった。
――全員、赤い手紙を受け取っていた。
人は誰かを恨み、誰かもまた別の誰かを恨んでいる。
そうして「廻手紙」は、人の恨みを糧に、終わることなく廻り続ける。