あらすじ
平凡な会社員・タローは、神様のちょっとした手違いによって異世界へ送られてしまう。
剣と魔法、スキルやレベルが存在する世界――。
せっかくの異世界なら、自分にも特別な力があるはず。
そう期待したタローだったが、与えられた職業はまさかの《生物》。
魔力はゼロ。
持っているスキルも《相づち》と《聞き上手》だけ。
案の定、最弱クラスのスライムにすら勝てず、異世界初日から死にかけてしまう。
そんなタローが出会ったのは、巨大な魔物を素手の一撃で吹き飛ばす謎の男・ソニル。
さらにその先では、常人離れした知略を持つ男・アフラとも出会うことになる。
圧倒的な「武」を持つソニル。
圧倒的な「知」を持つアフラ。
そして――何の力もないはずなのに、不思議と人と人を繋いでしまうタロー。
三人が辿り着いたのは、国力も軍事力も乏しい弱小国・スギルヨワ王国だった。
やがてタローたちとの出会いをきっかけに、この小さな国の運命が少しずつ動き始める。
しかし、タローはまだ知らない。
ソニルとアフラに隠された、とんでもない過去も。
自分のステータスにすら表示されない《ある力》が、二人との出会いを引き寄せたことも――。
これは、戦えない平凡な男が二人の規格外の仲間と出会い、
「人」と「武」と「知」の力で最弱王国から国を造り上げていく物語。