あらすじ

第一王子レオニスは、黒髪の女性騎士――リアを専属護衛騎士として迎える。 気まぐれに寄り道をしようとするレオニスを止め、無茶をすれば叱るリア。 そんな彼女を面白がり、レオニスは何かと構っては試す。 いつしか、それが二人にとって当たり前の日常になっていた。 けれど、王宮を取り巻く状況は静かに変わり始めていた。 レオニスは自分の立場と、リアのこれからを考える。 そして、一つの決断をする。 ――リアを、ステラ付きへ移す。 その決断を託したのは、弟のシリウス。 彼からの返事を受けても、二人の日常は変わらない。 いつものように隣を歩き、いつものように言葉を交わす。 ただ一つ違うのは、その日々に終わりが決まっていることだった。 雪の残る廊下で手を繋ぎ、かつて冷え切っていたその手を見ながら、レオニスは言う。 「リアの手は、温かくなったな」 そして最後に、レオニスはその手を離す。 これは、王子と騎士が過ごした日々と、 王子が自ら騎士の行先を決め、送り出すまでの物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/06
  • 現在の作品【レオニス編】星風の国物語~騎士の行先~