あらすじ

ゲームの記憶を取り戻した貴族の息子ユアンには、どうしても逃げたい結末がある。竜の冠を被って暴走し、勇者トマに首を斬られるのだ。 父のもとを抜け出した朝、そのトマに財布を盗まれた。 まだ勇者でも何でもない男は、口が悪くて、金に困っていて、剣だけはやたらと上手い。ユアンは名を偽り、二人一組の剣技祭へ誘う。優勝賞金は金貨十枚。相棒になれば、殺されずに済むかもしれない。 「落ちても、金は返らないからな」 「落とすな」 ところが、トマの家で出された椀の底には、見覚えのある印があった。その家から工房を奪ったのは、自分の嘘だった。 勝って金を分ける約束だけは、嘘にしたくなかった。

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小説を読もう2026/09/06
  • 現在の作品俺を殺す勇者に、相棒を頼んだ~悪役貴族と金貨十枚の剣技祭~