あらすじ
黒瀬零、十三歳。
規格外の異能を持つ彼は、ある日思った。
「俺なら世界を変えられるのでは?」
思春期だった。
黒いロングコートを着た。
仮面を作った。
《黒の王》を名乗った。
《終焉機関アポカリプス》なる秘密結社を設立した。
そして本気で世界征服を始めた。
問題は、零が本当に世界最強クラスだったことだ。
彼の下には強力な異能者たちが集まり、遊びのはずだった秘密結社は、いつしか各国から警戒される巨大組織へと成長していく。
そんなある日、零はクラスメイトたちが「厨二病」について笑っているのを耳にした。
黒い服。
仮面。
二つ名。
秘密組織。
世界征服。
「…………あれ?」
そして零は気づいてしまう。
――これ、めちゃくちゃ恥ずかしいのでは?
厨二病は治った。
しかし、すでに始めてしまった世界征服は止まってくれない。
これは世界を征服できるほど強い少年が、過去の自分が残した壮大すぎる黒歴史に苦しめられる物語。