あらすじ
台風の夜、ベランダで「水遁の術」の練習中に倒木の下敷きとなった42歳の社畜サラリーマン・佐藤勝。
目を覚ますと、二つの月が浮かぶ異世界で、加齢臭もメタボ腹も綺麗さっぱり吹き飛んだ14歳の少年に若返っていた。
念願の職業【忍者】を手に入れて歓喜に震える勝だったが、手元にあるのは気配をほんのり薄くするだけのしょぼい初期スキルひとつ。
圧倒的な弱者として放り出された彼は、四十路の痛々しい情熱とオタク知識だけを武器に、過酷な異世界へ意気揚々と殴り込む。
かつて暴風雨に散った重度の厨二病おじさんが、夢にまで見た真の忍者として、二度目の人生を全力で謳歌する。