あらすじ
アルヴァイン王国ハルトブルク侯爵家の長女クラウディアは十五歳。学業の合間に領地の水利実務をこなし、その実務能力と優秀な成績から、婚約者が決まりかけていた。
家の都合だけで婚姻を決められる前に自らの時間を買い取ろうと、彼女は魔導国の治水と工学調査を名目に、一年間の交換留学へ旅立つ。留学先のレーヴェンブルク魔法国で彼女の前に現れたのは、戦場で武功を立ててルーセントアークの勲章と魔導伯位を得たものの、河口の未開拓な領地を任されて泥水に悩まされていた青年、エドガー・レインフォード。机上の報告書と領地を見比べ、陰謀と戦う、二人の一年が始まる。