あらすじ
「あのゲーム、兄貴と二人で遊んだよな」
古いゲーム雑誌の資料整理を請け負った三崎晃は、ネット掲示板に残る奇妙な噂を見つける。子供の頃、兄と夢中になった『夕凪探偵団』。そのゲームには、二人用の機能が存在しなかった。
記憶違い。接続されていなかったコントローラー。子供を喜ばせるための、兄の優しい嘘。
調べるほど、謎は解けていく。
一九九七年より前の写真に、兄が一枚も写っていないことを除いて。
掲示板の書き込み、古い家庭用ビデオ、開発資料。ばらばらの記録が指し示す、家族の始まりをたどるホラー小説。
※本作はフィクションです。登場するゲーム、企業、掲示板、人物および各種記録は架空のものです。