あらすじ
――二年前、冬。
美香と健太は、二人で北海道を訪れる。
雪の中に無数の灯りが浮かぶ「雪灯路」。
幻想的な景色の中を手を繋いで歩く二人は、ひとつの約束を交わした。
「来年も来よう、その次も」
そして、三年後の冬。
同じ雪灯路を、今度は勝也と恋人の渚が歩いていた。
雪は溶ける。
灯りは消える。
あの日と同じ景色は、もう二度と見ることはできない。
それでも季節は巡り、また誰かが雪を積み、そこへ新しい灯りをともしていく。
二つの冬、二組の恋人。
同じ道を通して描く、失われた時間と続いていく温もりの物語。
―――
本作は、怪盗みかん。オリジナル楽曲『境花の路』の歌詞から生まれた短編小説です。
楽曲で描いた情景や言葉をもとに、その背景にある物語を小説として描いています。
また、本作は『冬隣』から始まり、四季を通してひとつの物語へと繋がっていく連作シリーズの一作です。
※物語の構成・登場人物・台詞・展開は作者によるものです。本文の文章化・推敲の一部に生成AIを使用しています。