あらすじ

「おいには、おまんが必要じゃ」 組の鉄砲玉として重傷を負った元ヤクザ・薬師寺助(やくしじ たすく)と、 亡き両親のレシピノートを抱えたぽっちゃり苦学生・千竃団。(ちがま まどか) 見知らぬ異世界へ転移した二人が流れ着いたのは、魔獣の森に面する辺境都市シバルバだった。そこは、人間も獣人もエルフも、故郷や居場所を失った者たちが暮らす、国に見捨てられた町。 世界樹の聖果によって最強の肉体を得た助は、拳で人々を守る。 食材の力を引き出す能力を得た団は、廃棄されていた魔獣肉を美味しい料理へ変え、傷ついた者たちの腹と心を満たしていく。 初めは恩を返すだけだった。 ただ一緒に飯を食べ、生き延びられればよかった。 けれど、団は自分の食事を減らしてでも皆を食べさせようとし、助はそれに気づくたび、黙って自分の料理を団の皿へ戻す。そうして同じ食卓を囲むうち、他人だった二人の間に絆が生まれ始める。 やがて団の力を狙う者が現れ、助は悟る。 この男と、彼が守ろうとする食卓を誰にも奪わせないためには、戦う力だけでは足りない。 ならば、居場所のない者たちが帰れる国を作ればいい。 これは、暴力しか知らなかった男と、一人で生きてきた料理好きの青年が、互いを守り、互いの帰る場所になる物語。 そして後に「拳聖」と「食聖」と呼ばれる二人が、最初の国を一つの食卓から始める物語。 ※カクヨムときめく小説大賞【ナツガタリ'26】用の為、心理、情景描写など超圧縮しております。 ※メイン作品の「ゾンビだらけの世界でただ1人の魔法使い」と同じユニバース設定です。

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カクヨム2026/09/06
  • 現在の作品拳聖と食聖の異世界建国記 ~元ヤクザは命を救った料理人を守り抜く~