あらすじ
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした伝説の『勇者パーティー』。
その中でどんな極大魔法も物理攻撃も一切寄せ付けない「絶対防御」を誇った重騎士・ガゼルは、あまりの規格外な頑丈さを国家に恐れられ、パーティーを離脱。辺境の森で静かに木こりとして暮らしていた。
そんなある日、彼の前に泥と血に汚れた一人の少女・フィオが逃げ込んでくる。
彼女の正体は、古代魔法文明が遺した禁忌の魔導書『アポカリプス』の精神体――一国を数秒で焦土に変える古代兵器の起動コードや禁忌の知識を宿した、世界から狙われる「歩く大災厄」だった。
追撃してくる国家の特務部隊。奪取を目論む帝国、抹消を狙う聖教会。
しかし、怯える少女の涙を見たガゼルは、無造作に黒鉄の大盾を引き抜く。
「俺の背中にいる奴には、指一本触れさせん。世界中の攻撃を集めて持ってこい」
かつての仲間である『勇者』や『大魔導士』たちすらも牙をむく中、ガゼルはフィオの知識を解呪できるという最果ての地を目指し、旅立つことを決意する。
世界最強の不敗の盾と、世界を滅ぼす知識を持つ無垢な少女。
全国家を敵に回した、二人の逃避行と無双の旅が今、始まる!