あらすじ
日本に出現した、世界樹型ダンジョン〝ユグドラシル〟。
当初は全長2kmほどだったにもかかわらず、日々成長を続け、最終的には10kmほどにまで成長した、怪物ダンジョン。
しかし十年前に辻村秋彦が制覇したことによって、跡形もなく消滅した。
その消滅から十年経った日、ダンジョン制覇者である辻村の元に、あるメッセージが届く。
ダンジョンの中でしか表示されないはずの、システム画面に嫌な予感を覚える辻村。
システム画面には、きっかり七日後のカウントダウンと、不審な文言。
[辻村秋彦、あなたが十年前に得た情報は、本当に真実ですか?]
辻村は真実だけを求めて、ダンジョンを制覇した。そして、制覇の対価として真実を得た。
そのはずだったが――
「くそったれめ」
本当に辻村が得た情報は、真実だったのか? それとも、ただダンジョンに踊らされているだけなのか?
辻村はふたたび真実を求めて、再度出現したダンジョン〝ユグドラシル〟へ入ることを決意する。
○第一話あらすじ
ダンジョン〝ユグドラシル〟の最上階である百階に到達した主人公・辻村秋彦。
しかしそこで待ち受けていたのは戦闘ではなく、選択だった。
ずっと追い求めていた真実である、「ダンジョン内では誰も死なないはずなのに、なぜ辻村の父と仲間は死んだのか?」の答えを聞いた辻村は、ダンジョンから与えられた選択に〝NO〟を選択する。
その十年後、消滅したはずのダンジョンからシステムメッセージが届く。
[辻村秋彦、あなたが十年前に得た情報は、本当に真実ですか?]
自分が信じてきたものが根幹から覆されるような内容に、辻村は悪態をつく。
○第二話あらすじ
ダンジョン〝ユグドラシル〟は宣言どおり、ふたたび出現した。
辻村は覚悟を決め、ダンジョン〝ユグドラシル〟に再度入ることを決める。
最初は十年前と何の変化もないように見えたダンジョンだったが、辻村がチュートリアルクエストを始めると同時に、前回は登場しなかった難易度の項目が出現。
難易度は最大と表記されており、辻村はチュートリアルから、五十階のボスモンスターと対峙させられることになる。
○第三話あらすじ
なんとかチュートリアルクエストの五十階ボスモンスターを倒した辻村。
入り口まで戻った辻村は、ダンジョン関係の管理を一任されている、〝ダンジョン管理局〟の局長であり、友人でもある片桐英人にダンジョンの中であったことを報告する。
片桐も辻村がいない間にあった出来事として「見えるはずのないシステム画面が見えるという部下がいる」と伝える。
辻村は片桐の紹介で八崎真尋と会い、システム画面が本当に見えていることを確かめる。
ダンジョンの真意を確かめるため、三人は話し合い、辻村と真尋は一緒にダンジョンを登ることになる。
○第四話あらすじ
○第五話あらすじ
○登場人物
・辻村秋彦
主人公。十年前のダンジョン制覇者。
通常はダンジョン入場と共に生成されるはずのスキル・特性ともにない状態かつひとりでダンジョンを登り切り、ユグドラシルの世界浸食を防いだ英雄。
・片桐英人
ダンジョン管理局の局長であり、辻村の友人兼サポート役。
・八崎真尋
ダンジョン管理局に所属している。
見えないはずのシステム画面が見えるようになったことによって、辻村と一緒にダンジョンを登ることになる。
十五年前に辻村と行動を共にしていた、八崎悠悟の妹。
・北原綾子
・八崎悠悟
故人。辻村がダンジョンに入った当初からパーティーを組んでいたメンバー。
・オルドジェイ
辻村が昔、懇意にしていた鍛冶職人。
ふたたび出現したダンジョンにも戻ってきており、辻村と真尋を手助けしてくれる。
・ヴラディク=ヴァル
十年前、ダンジョン生活に夢を見てダンジョンに入場したが、その後すぐ辻村がダンジョンを制覇してしまったため、ずっと辻村のことを気にしていた。
ふたたび出現したダンジョンにもすぐ戻ってきている。
辻村と鉢合わせた際、元気よく「喧嘩を買ってくれ!」と声を掛けた。