あらすじ

「いじめられている」 その一言が、どうしても言えなかった。 中学一年生。 好きだった女の子の物がなくなり、身に覚えのない疑いをかけられたことをきっかけに、僕の日常は少しずつ壊れていった。 避けるようになった彼女。 離れていった四人の親友。 机に書かれる暴言。 そして、見て見ぬふりをする大人。 半年後、僕は学校へ行けなくなった。 学校へ行ったふりをして公園で一日を過ごし、仮病を使い、何度病院へ連れて行かれても本当の理由だけは話さなかった。 精神科でも、本心とは反対の答えを選んだ。 やがて親と衝突し、深夜一時、ポケットに千円だけを入れて家を出た。 行くあてもなく歩き続けた先で、僕は自分の人生を終わらせることまで考えた。 それでも最後まで、 「いじめられている」 その言葉だけは言えなかった。 これは、いじめによって学校へ行けなくなった一人の少年が、誰にも言えなかった時間をたどる物語。 実際の経験をもとにした、僕の話。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/05
  • 現在の作品「いじめられている」が言えなかった。