あらすじ

紹介文 「母ちゃんが倒れた」 その一報で、福岡の次男は仕込み途中の店を飛び出した。 横浜の長男は航空券を取り、娘まで連れて島原へ向かった。 八十五歳。 一人暮らし。 救急車。 病院。 電話にも出ない。 考えれば考えるほど、悪い想像はいくらでもできる。 ――ところが。 家族が島原に集まった時から、本当の騒動が始まる。 段差が危ない。 踏み台が危ない。 冷蔵庫の中も気になる。 連絡方法も決めておきたい。 母を守ろうとする息子たち。 そして母は言う。 「八十五は昨日からじゃなかよ」 心配するほど、怒られる。 手を出すほど、迷惑がられる。 兄弟で相談すれば、なぜか喧嘩になる。 そんな三人を少し離れて眺める、三十三歳の孫娘・遥。 仕事を辞め、次を決められずにいた彼女も、久しぶりの島原で、自分の人生を少しずつ見直していく。 誰も悪くない。 むしろ全員、相手のことを思っている。 だから家族は、こんなに面倒で、こんなに可笑しい。 八十五歳の母と、五十八歳と五十五歳の息子たち。 そして三十三歳の孫娘。 長崎県島原市を舞台にした、 「これ、うちでも起きるかもしれない」家族コメディ。

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カクヨム
カクヨム2026/09/05
  • 現在の作品息子大変、母迷惑