あらすじ

奇跡が神の技なら、魔術は人の技。 この世界では人の作為によって引き起こされる超常現象、黒魔術はすでに学問として体系化され、神学との対比で悪魔学と呼ばれている。 才能ある魔術師、一ノ瀬ひかりの死は静かにこの魔術界の歯車を狂わせていった。 ひかりの妹、一ノ瀬茉莉は姉と同じく才気ある魔術生として姉と同じ学校に入学し、姉の死の元凶を突き止めて復讐しようと企む。一方でひかりのコンビだった魔術師のふくろうは、ぽっきり心が折れて引きこもりになっていた。 茉莉は復讐の第一歩として、ふくろうを尋ねる。そしてパートナーを失った彼女の悲惨な現状を思い知ることになった。 時を同じくして、かつての賢人が残した魔導書をめぐる陰謀が、日常のすぐ裏側で渦巻いていて。 まつりとふくろう。 死んだ姉の妹×姉の元コンビ 賢者の遺産をめぐる冒険のお話。 起きること 一話 大好きだった姉を失ったまつりはふくろうを探すために、入学前の学校に侵入。そこでドブ板方式でふくろうにつながる人物に聞き込みを行う。そしてひかりとふくろうの先生を見つけた茉莉は、ふくろうの引きこもる家までたどり着く。 二話 ひかりを失ったふくろうは劣悪な環境で一人引きこもっていた。まつりはふくろうを外へ引っ張り出して、真人間に戻るよう手伝う。その最中、魔導書を狙ったテロが発生。ひかりは魔導書の亡霊と取引を行いなんとか生き残る。 三話 貴重な魔導書の主となったまつりは、高度な政治的判断の下、何事もなかった風に装って学校へ入学する。入学式では、首席入学者の姫華が全生徒に向かって宣戦布告を行った。まつりは問題だらけの学園生活に不安を覚える。 四話 クラスが決まり、新しい友人の慧が出来る。また姫華とも同じクラスになった。寮での新生活が始まり、全く新しい学校生活が始まる。まつりは魔導書のマーリンとの取引で魔力を失っていた。姫華はまつりの魔術の才能を敵視していたが、魔力測定の結果を見てまつりを見限る。 五話 オリエンテーションはクラス全員で裏山の頂上を目指すレース。しかし姫華のち筋を恨む人間からの刺客によって、姫華は人知れず襲撃を受けた。まつりは姫華を救出するために動く。まつりは姫華と合流し、山の外へ瞬間移動で脱出する。刺客は逃げるが、用務員となって学校に常駐するふくろうに始末される。 用語集 ・黒魔術/魔術  奇跡じゃない超常現象。通常必要となる自然な過程を飛ばして、結果だけ得る技能。魔術の才能があれば、手続きによって引き起こすことが出来る。 ・悪魔学  黒魔術を体系的にまとめた学問。あんまり悪魔とは関係ない。 ・魔力  魔術を引き起こすために支払われる対価で、人が秘めるポテンシャル。世界を書き換える意志の力。色で性質が分別される。 ・魔術式  魔術を行使するために必要な過程の根本。魔力を注いで、特別な現象へと変換する変換器。 ・東京魔法学校  魔術を学ぶための学校。日本に3つある魔術の学校のうち、一番いいとされる。少人数教育。トマ高。 ・クロマティックグラフ  魔力の色を判別する画期的な装置。安価。 ・歪(ひずみ) 世界に出来る切れ目。 ・歪の獣 歪から発生する生き物。魔術しか通用せず、死体が残らない。 登場人物 ・一ノ瀬ひかり 五色の魔法使い(プリズムアーツ)。未来を嘱望されていた魔術師だが、亡くなってしまった。 ・一ノ瀬茉莉 姉と同じく五色の魔力。復讐に取り憑かれた若者 ・風見ふくろう ひかりの元ペア。魔術は使えないが、化け物に変身できて強い ・久世美波 ひかりとふくろうの先生。魔法薬の研究をしていて、悪魔学会の権威の一角 ・マーリン おとぎ話の大賢者。賢者の遺産を巡って政治的対立がある ・四季星羅 1−Aの担任 ポニーテールで勝ち気 ・各務原 校長 ・木原倫太郎 留年してる男。癖っ毛。 ・十文字姫華 十文字家の一人娘で、首席合格者 ・六角慧 かわいい友達 ・咎山 性格悪い男友達 ・椿 忍者

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カクヨム2026/09/05
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