あらすじ

戦乱の世。 戦火に焼かれた村で、ひとり生き残った少年・コウは、村を襲った異形――餓者髑髏に追われていた。 そこへ現れたのは、餓者髑髏を討つ「影」と呼ばれる者たちだった。 コウは影の里へ連れて行かれるが、そこで自分自身の身体に秘められた異変を知らされる。 ――お前、人じゃねぇなぁ? そして福寿と名乗る里の頭から告げられたのは、思いもよらぬ言葉だった。 「お前、『がしゃど』だね」 死者の魂が集まり生まれる餓者髑髏。 そして、強い念を残したまま人の姿で彷徨う異形、がしゃど。 自分が何者なのかさえ知らぬコウだったが、やがてその正体は、百三十年前に滅びた蘇芳と、高倉家、そして餓者髑髏を生み出した男・夜鷹へと繋がっていく。 そんなコウの前に、父が遺した一冊の書物が差し出された。 そこに綴られていたのは、父から息子へ託された、ひとつの願い。 ――夜鷹を討て。 失われた記憶と、消えた姉の行方。 そして、自らが「がしゃど」となった理由。 すべてを知らぬまま、コウは餓者髑髏を討つ「影」になることを決意する。

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小説を読もう2026/09/05
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