あらすじ

一年前のあの日から、俺は水瀬栞を目で追っている。 理由は単純だ。同じ学校に、ひどく綺麗なものがあるから。それだけの、はずだった。 高校二年の春。叔父の喫茶店《木立》に入った新人アルバイトは、よりによってその水瀬栞だった。 学校でも有名な美少女にして、何を考えているのか分からない同級生。 とある成り行きから、俺たちは学校では他人のふりをすることになる。 「じゃあ、月曜日からは、知らないふりだね」 教室では目も合わせない水瀬が、店ではよく笑う。かと思えば学校では、俺にだけ分かる小さな合図を寄越してくる。 ……これは、からかわれているのか? 観察は得意なはずなのに、水瀬栞のことだけは、いつも結論を間違える。 世界を見る目だけは確かな俺と、なぜか俺のことをよく見ている彼女の、秘密から始まるラブコメディ。

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カクヨム
カクヨム2026/09/05
  • 現在の作品知らないふりで、恋をする