あらすじ
人の感情が色で見える令嬢リリアは、人前で声を出せません。
領地を支える書類はすべて彼女が書いていましたが、それを読み上げるのは双子の姉。誰もリリアの働きに気づかないまま、彼女は「話せない役立たず」として婚約を破棄されました。
もう、我慢するのはやめます。
家を出たリリアが隣国で出会ったのは、黒髪を恥じる年下の王子でした。彼の周囲には、リリアがこれまで見たことのない金色が輝いていて――。
「急がなくていい。君の声で聞きたい」
これは、言葉を待ってくれる人と出会った令嬢が、自分の居場所と恋を見つける、婚約破棄からのハッピーエンド。