あらすじ

BLです。春、主君の桜狩りに供奉することとなった直道(なおみち)は、久しく会っていなかった唯輔(ただすけ)と再会する。去年の秋、密かに心と体を重ねて以来の再会に胸を躍らせる直道だったが、主君の牛車から衣を乱して出てきた唯輔の姿に、酷い嫉妬を覚えてしまう。やがて降り出した雨の中、桜の下で妖しい色香を放つ唯輔。『どうせ濡れるのであれば、桜から滴り落ちる雫を眺めていたい』滴る雫に誘われるまま首筋へ口づけた直道だったが、彼は嘲笑うように主導権を奪い、夜の密会を約束して去っていき──。雨と桜が織りなす、二人だけの甘く密やかな執着を描いた王朝BL。 『拾遺和歌集』に収められた作者不詳の恋歌 『さくらかり 雨はふりきぬ おなしくは ぬるとも花の かげにかくれむ』をモチーフに描く、雅で情熱的な一夜の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/05
  • 現在の作品桜狩り【王朝BL/短編】〜雨と桜と、息を通わせる夜〜