あらすじ
偶然、すぐそばにいた「推し」。
幼い頃に離れた幼馴染。
友情と恋の境界で揺れる少女たち。
自分自身を見失った青年と、彼を見つめ続ける人。
消えたい僕と生きたい君が過ごした束の間の時間。
好きなのに、恋とは呼べない。
大切なのに、名前をつけられない。
近づきたいのに、あと一歩が踏み出せない。
そんな、誰にも言えなかった感情を閉じ込めた、五つの物語。
それは恋だったのか。
友情だったのか。
あるいは、そのどちらでもなかったのか。
答えのないまま、硝子の向こうに残された記憶は、
いつまでも淡く、静かに光り続ける。