あらすじ
カドコミ漫画原作コンテスト【ナツガタリ'26】参加作品
※漫画原作前提の為、脚本形式となります。
M=モノローグ N=ナレーション
登場人物の名前「セリフ」「セリフ」と一行の中で「」が続く場合は吹き出し分割演出の意味。
【あらすじ】
自らを「令和に生まれた帝人王」と自称する努力型秀才主人公『八王子帝人』は入学早々、隣の席にヘンテコなぬいぐるみが座っている。
着ぐるみ少女は『木下胡桃』。何事においても天才的な才能を発揮する「引っ込み思案な女の子」だった。
目の上のたんこぶ、胡桃に対し、帝人は学業、運動、人生において常に『一方的な対抗心』を燃やしていく。
勝手に勝負を挑んでは勝手に負け続ける帝人であったが、ある日胡桃の「弱っている姿」を目撃し、手を差し出す。
胡桃は天才ではあるが、「他の同級生のようには学園生活を送れない」というコンプレックスを抱えており、帝人はそんなライバルの「情けない姿」に憤慨。叱咤し、激励する。
胡桃は着ぐるみを被りながらも帝人の「一方的な対抗心」を支えとするようになる。
一方、帝人は「着ぐるみを着た壁」でしかなった天才にドキドキする感情を持て余し、それを武者震いと判断。より一層対抗心を燃やし、ぶつかって行くのであった。
【登場人物】
・八王寺帝人 はちおうじみかど
高校一年。庶民生まれの努力型天才プレイヤー。日中夜働いていた母親の為に「大物になる」と誓った結果、独自の帝王学を説くようになった。現在母親は再婚。良好な家庭環境に収まっているが、もしもの為に独り立ちし「母を養えるようになりたい」と思っている。
負けず嫌いで努力家。同じクラスの「着ぐるみ」に対抗心を燃やす。あだ名は「テイト」
・木下胡桃 きのしたくるみ
元ひきこもりの天才少女。なんでも出来る天才でありながら、日に弱い体質であったがために小学校の頃にいじめられ不登校に。着ぐるみを着て登校することで「外界」との間に壁を置き、どうにか社会復帰しようとしている。日本に飛び級制度が存在すれば小学校時点で大学院を卒業できると言われている天才。
引っ込み思案で殆ど喋らない。親友の「糸井真里」に「介護」されている。
帝人の一方的な対抗心に対処は戸惑っていたが、「一人の同級生として」接してくれる彼に少しずつ心を開いていく。
・糸井真里 いといまり
胡桃の幼稚園時代からの幼馴染であり親友。一般人。誰よりも早く胡桃の「天才性」に気づき、そのことを誇りに思っていた。小学生の頃、肺炎で入院した際に胡桃を一人にし、その間に胡桃が虐められる結果を生み出してしまったことを後悔。過保護となった。
ムードメーカー。学業はほどほどではあるが、胡桃の個別指導で上位にはいる。元女子バスケ部。夜とは塾が一緒だった。
・岸田夜 きしだよる
帝人の中学時代からの友人であり、元ライバル。「生徒会長顔」であり、委員長などを担っていた為に「一方的に」帝人から抵抗心を燃やされていた。中学時代は生徒会長。帝人は人望ゆえに選挙に敗北。生涯の「戦友」として認められた。
帝人の不器用な生き方に呆れつつも愚直に突き進める姿勢を羨ましくも思っている。
現在は生徒会所属。あだ名は「ナイト」
・養護教諭(女)
胡桃の年の離れた従姉妹。子供の頃から胡桃の面倒をよく見ており、体調面の管理を担っている。仕事に対して熱心ではないが、仕事は完遂するまともじゃないようでまともな人。